夢美日記

夢美を連れて、事業所の見学、面談に行ってきました。夢美は、そこで提供される給食やレクリェーションに興味引かれたようで、やはり就労は難しそうでした。何よりがっかりしたのは、事業所の方が、お引き受けできるかわからないとおっしゃったこと。「わからない」とは、ダメだということか…。入れてくれる事業所をまた探さないといけないのか…。前途多難である。

夢美日記

この春、4歳下の弟が、中学校に入学しました。夕食時に、弟と双子姉が、学校の話題で盛り上がっていると、夢美がポソリと言いました。「私も学校に行きたいなあ」
弟と双子姉は、その声に気づかなかったのか、自分の学校の話に夢中でした。
夢美も話の輪に入りたかったんだろうな…って思って、胸が痛みました。

夢美日記

夢美は、双子です。
4月5日、双子姉の通う高校の始業式でした。私立高校に通う双子姉は、この春から高校2年生です。夢美も「私も高校2年生」と口にしたので、あわてて、「あなたは、学校を辞めたから高校2年生じゃないのよ」と釘をさしました。「じゃ~私は何なの?」何なのでしょう?彼女の疑問に返事できませんでした。夢美が何ものなのか、学生ではないし、16歳で仕事もしていないので、社会人でもない。私の方が教えてほしいです。夢美が何者なのか。

夢美日記

春休みに入ってから、夢美は毎朝7時半に起床して朝御飯を食べます。お手伝いを2つやったらアイパットを使っていいという約束をしているので、朝御飯を食べたら、着替えを済ませてから、自分の食べた茶碗を洗います。他に汚れた茶碗があっても、私が他の茶碗も洗ってと促しても、毎日自分の茶碗しか洗いません。そのあと私と一緒に洗濯物を干します。洗濯かごにいっぱいの洗濯物ですが、3つ干し終わると姿がなくなります。自分で洗濯干しは3つって決めているみたいです。タオルをくしゃくしゃのまま干しているので、「パンパンして干して」と言ったら、口で「パンパン」って言ってくしゃくしゃのまま干していました。言い方悪かったなあって反省です。

夢美日記

3月22日(金) 富屋特別支援学校を退学してきました。
「私は、次どこの学校に行くの?」と夢美。
その問いに、もう学校には行かないと返事するのが精一杯でした。
翌日、初めて夢美が「私やっぱり学校やめたくない、学校行きたい」と言ってきました。
学校は、休んだり、お昼から遅刻して行くところじゃないんだよ、ちゃんと毎朝遅刻しないで登校しなかったのはあなたでしょう?もう学校には戻れないんだよと、冷静に話しました。
今からあなたは、お仕事の学校に行きます。学校に行かない人は、お仕事しないといけないからね、と。彼女がどれくらい理解できたかはわかりません。